いまさらだけど、膝のお皿ってなんであるの?
皆様こんにちは!Rinealの見澤です!
前回の記事から少し期間が空いてしまいました。
関東も梅雨入りしましたね。雨の日が増えてきましたが、雨より暑さの方が悩まされています、、、気温が高くて湿気がある熱中症のリスクも上がってしまいますし、食べ物も傷みやすくて食中毒のリスクも上がりますね。食べないものは早めにお皿にのせて冷蔵庫へ入れないとですね。
さて、今日は膝のお皿について考えていきたいと思います。
みなさんは膝のお皿の正式名称をご存知ですか?膝のお皿は「膝蓋骨」といいます。膝の骸骨(がいこつ)ではなくて、膝の蓋になる骨です!
海外だと「Knee Cap」と呼ばれることもあり、文字通り膝の蓋ですね!
では今日は膝のお皿(膝蓋骨)が何のためにあるのか、どんな役割をするのかということを見ていきたいと思います!
目次
1.膝蓋骨の構造
2.膝蓋骨の役割
3.膝蓋大腿関節(Patellofemoral Joint)について
4.膝蓋骨と膝蓋大腿関節に起こる痛みについて
5.おわりに
1.膝蓋骨の構造
膝蓋骨は、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)の間にあります。膝蓋骨は、膝の前面に位置し、膝を曲げたり伸ばしたりする際に、大腿骨の溝に沿って滑るように動きます。膝蓋骨の表面は滑らかで、その裏側には軟骨があり、この軟骨が膝の動きを滑らかにしてくれます。
2.膝蓋骨の役割
膝蓋骨の主な役割は以下の通りです:
力の伝達: 膝蓋骨は、大腿四頭筋(太ももの前面の大きな筋肉)が収縮する力を、膝を通して脛骨に伝えます。これにより、膝を伸ばす動作(例えば、足をまっすぐにする動作)がスムーズに行えます。
関節の保護: 膝蓋骨は、膝関節の前面を覆い、外部からの衝撃や圧力から膝関節を守ります。例えば、転んだり膝をぶつけたりしたときに、膝蓋骨がクッションの役割を果たしてくれます。
膝の安定化: 膝蓋骨は、膝関節の安定性を保つのに役立ちます。膝が前後や左右にぶれるのを防ぎ、しっかりとした動きをサポートします。
3.膝蓋大腿関節(Patellofemoral Joint)について
膝蓋骨は大腿骨の溝と合わせて関節となっています。その関節のことを膝蓋大腿関節と呼びます。
膝蓋大腿関節(しつがいだいたいかんせつ、Patellofemoral Joint)は、膝関節の一部で、膝蓋骨(膝のお皿)と大腿骨(太ももの骨)の間にある関節です。この関節は、膝の前面に位置し、膝の動きや安定性において重要な役割を果たしています。
4.膝蓋骨と膝蓋大腿関節に起こる痛みについて
お皿の裏側が痛いということや、お皿の周りが痛いという訴えは臨床場面で頻繁に聞きます。
膝蓋骨の周囲で痛みが出る場合はどんな疾患があるかを挙げたいと思います。
・膝蓋大腿痛症候群(Patellofemoral Pain Syndrome, PFPS)
・膝蓋腱炎(Patellar Tendinitis)
・膝蓋骨軟骨軟化症(Chondromalacia Patellae)
・膝蓋骨亜脱臼(Patellar Subluxation)
・膝蓋骨骨折(Patellar Fracture)
たくさん原因がありますね。
これらはスポーツ選手なんかでよく起こりやすいものが多いので、次回以降の記事で一つずつ解説していきたいと思います。
5.おわりに
今回の記事では膝のお皿…膝蓋骨がどのようなものかを簡単に見ていきました。また、膝蓋骨の周りで痛みが出るときにどのようなケガや疾患があるかというものを見ていきました。
次回以降の記事で一つ一つ詳しく見ていけたらと思います!
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最後までお読みいただきありがとうございました!