脚のお悩みと骨盤の関係①
みなさまこんにちは!Rinealの見澤です!
前回の記事では脚の上の方の部位(大転子)のあたりが太く見える、太いということについて改善が可能かということをお話しました。
今回の記事ではそこから少し上に上がり、骨盤についてお話したいと思います。
骨盤や腰も脚の見栄えや機能に大きく関係しているので、最後までお読みいただけたらと思います!
骨盤の構成
“骨盤がゆがんでいる”、“骨盤が開いている”、“骨盤矯正”、”産後の骨盤ケア”など今やそこらじゅうで耳にしたり、看板で見かける“骨盤”という文字ですが、皆さんは骨盤の場所を知っていますか?
骨盤の構成と形状
骨盤とは2つの腸骨・恥骨・座骨・仙骨・尾骨からできています。
骨盤には男女で形や大きさに以下のような違いがあります。
仙骨:男性→幅が狭く、長い 女性→幅が広く、短い
岬角:男性→大きく突出 女性→僅かに突出
恥骨下角:男性→約70°(鋭角) 女性→約100°(鈍角)
骨盤下口:男性→仙骨と恥骨が前方に突出、坐骨結節は接近
女性→男性より広く、仙骨と坐骨が後方に向き坐骨結節は遠ざかる
つまり、女性の骨幣は男性の骨盤よりも大きく広い形となっています。男性の骨盤は女性骨盤よりも高く狭い形となっており、女性盤よりもがっしりとしてます。この性差には女性の骨盤は妊娠や出産をするのに適した形状である必要があるということが大きく影響しています。
骨盤に関係する臓器
骨盤の中には膀胱・子宮・直腸といった臓器が入っています。これらの臓器は骨盤底筋という筋肉や、そのほかに多くの靭帯に支えられて骨盤の中に収められています。
骨盤にくっついている筋肉
また、骨盤にはたくさんの筋肉もついています。背筋といわれる背中の筋肉や、腹筋などのおなかにある筋肉、先ほどの骨盤底筋群、下肢を動かす筋肉も骨盤につきます。これだけ多くの筋肉が関与しているため、骨盤のちょっとした傾きの変化によっても姿勢や体の各場所に係る負担は大きく変化していきます。
骨盤と姿勢の関係
ではそれらのたくさんくっついている筋肉と骨盤の関係性を簡単に見ていきましょう。
一例として前後のバランスについて考えていきたいと思います。
下の図をご覧ください。
この図は体のおなか側と背中側の筋肉のバランスが崩れるとどうなるかということを示しています。おなか側と背中側の筋肉のバランスが崩れると特に下位の脊柱の弯曲と傾斜角度が,影響を受けます。つまり腰椎に負担がかかってきます。
a.正常の能動的な立位姿勢(正常な人が特に意識せずに立っている状態)では骨盤は約12° 前方に傾いています。
b.硬直した姿勢(意識しておなかをひっこめ、胸を張った状態)をとると,骨盤は通常よりも直立した状態となりますが、おなかとお尻・太ももの裏の筋肉に強く力が入った状態となります。
c. おなかの筋が弛緩しうまく使えなくった場合では、骨盤は過度に前傾し受動的に力の抜けた姿勢 になります。端的に言うとあまり姿勢を支える筋肉を使わずに、骨で姿勢を支えている形となります。さらに固有背筋がますます短縮し,腰椎の前湾が目立つようになります。そうしてこの姿勢が続くと、股関節を屈曲させる(太ももを持ち上げる)筋肉である腸腰筋が短縮していきます。腸腰筋が短縮することによりcの姿勢つまり反り腰の姿勢が進行していきます。
すこしややこしい話ですが、ここでは骨盤の傾きが変わると、立位姿勢において使う筋肉が変わり、脚の太さやアライメント不良につながってくるということを知っていただけたらと思います。
次回の記事ではより詳しく、骨盤の前傾(胸を張ってお尻を突き出す姿勢)と後傾(背中を丸めて骨盤が後ろに倒れる姿勢)により脚にどんな影響が出るのかを考えていきたいと思います。
脚の問題を解決するために骨盤も整えていくことが重要になります!
全身のアライメントを整えて、さらなる美脚を目指しましょう!
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最後までお読みいただきありがとうございました!