膝を深く曲げたときや、しゃがんだときに膝の周りが突っ張る、痛む。もしかして膝蓋大腿関節の変形では?
みなさまこんにちは!Rinealの見澤です!
以前からブログの記事で変形性膝関節症についてのお話や、膝の解剖学的な話、膝のお皿の話などをしてきましたが、今回の記事も膝についてのお話になります。
変形性膝関節症は膝の軟骨がすり減り痛みが出てくる状態ということは以前お話をしました。その結果、大腿骨と脛骨の間での問題が生じてくるというものです。
今回お話するのは、膝のお皿(膝蓋骨)と大腿骨についてになります。
膝蓋骨については以前の記事でも解説しましたが、大腿骨の上に浮いているような形で位置しています。
この膝蓋骨の裏側は軟骨で覆われています。
つまり、この部分の軟骨がすり減ることで、痛みや変形の原因となってきます。
では詳しく見ていきましょう!
膝蓋骨と大腿骨についてのおさらい
膝蓋骨は膝関節伸展位では大腿骨の内側顆と外側顆の間に位置する骨です。
膝関節が曲がるにつれて上場所が移動します。
膝蓋骨と大腿骨の間にはわずかな隙間があり、基本的には強い接触は起きない構造となっています。
膝を深く曲げると膝の周りが張る感じがする、痛む
ではよく聞かれる訴えである、「膝を深く曲げると膝の周りが張ってくる、痛みが出る、正座ができない」という方にはどんなことが起きているのでしょうか。
その原因の一つとして、膝蓋大腿関節の変形が考えられます。
冒頭でもお話しましたが、膝蓋骨の後面の軟骨が変形してしまうと痛みの原因になります。また、その周りで炎症が起きると、膝にある脂肪体という組織などが肥厚したりすることで、膝の動きが悪くなってきます。
では、膝蓋骨後面の軟骨が変形してしまうのはなぜでしょうか。
この図は膝関節が屈曲した時の図になります。
このように、膝蓋骨の上には大腿四頭筋(腱)があることで押さえつけられています。そのため、膝が曲がることで膝蓋骨に加わる圧迫力が強まります。
そのため、この大腿四頭筋(腱)の張りが強くなる(筋肉が縮こまる)ことで、膝蓋骨に加わる圧迫力はさらに強まります。
つまり、大腿四頭筋(太ももの前にある筋肉)が硬い、または動きが悪いことで、膝蓋大腿関節の変形(お皿の軟骨のすり減り)リスクが大きくなります。
膝を深く曲げると張り感や痛みが強い方はぜひ太ももの前側のストレッチとマッサージ、弱い力での筋トレ(膝伸ばしなど)を行ってみてください!
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最後までお読みいただきありがとうございました!