みなさまこんにちは！今回はタイトルにも挙げましたが、治療を受けるところってたくさんありますよね。

今の自分の症状ではどこに行ったらいいのかわからないし、そもそも何が違うのと思う方も多いのではないかと思います。

そこで、今回は○○院といった名称の場所は何が違うのかということをご説明できればと思います。

①病院（整形外科）と診療所（クリニック）

厚生労働省によると

　医療法においては、医業を行うための場所を病院と診療所とに限定し、病院と診療所との区分については、病院は20床以上の病床を有するものとし、診療所は病床を有さないもの又は19床以下の病床を有するものとしている。

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/10-2/kousei-data/PDF/22010206.pdf

とあります。すなわち、病院、診療所は「医師」がいて、診察や治療を行うところです。病院と診療所の違いは入院できるベッドが20床以上あれば病院、19床いからなら診療所という括りになります。診療所でも入院設備を持つところもあります。整形外科とは、日本整形外科学会によると、

運動器官を構成するすべての組織、つまり骨、軟骨、筋、靭帯、神経などの疾病・外傷を対象とし、その病態の解明と治療法の開発および診療を行う専門領域です。

https://www.joa.or.jp/edu/peculiarity/peculiarity_01.html

とされています。骨や筋肉、関節などのケガや病気の専門病院ということになります。

②鍼灸院

鍼灸院とは主に「鍼灸師」が施術を行う場所となっていります。鍼灸院に関してはあはき法という法律により定められています。鍼灸院では鍼施術、灸施術などが行われています。

③接骨院、整骨院

接骨院と整骨院に名称以外の違いはなく、「柔道整復師」が開設している施術院です。 主にねんざや打撲、骨折、脱臼などのケガに対して施術を行います。

④整体院

整体院とは、骨盤や背骨を整えて矯正し筋肉の疲労をほぐす施術や、運動指導などを行います。ただし、整体師は民間資格であり、医業類似行為にあたるマッサージや鍼灸は行えません。

こうしてみてみると、病院や診療所は比較的理解しやすいですが、その他の施設は少し違いが分かりにくいですね。

まず、大きな違いは持っている資格が違うことです。

病院・診療所では「医師免許」、鍼灸院では「はり師・きゅう師」、接骨院・整骨院では「柔道整復師」という国家資格を持った人がいます。整体院は国家資格ではなく、民間資格を持った人や資格を持っていない人が施術を行っています（中には理学療法士や柔道整復師などの国家資格を持ち行っている場合もあります）。

次に健康保険が使えるかどうかです。これに関しては病院・診療所、鍼灸院、接骨院・整骨院のそれぞれで保険が使えるところがあります。保険適用外の治療を行っている場合や、完全自費治療としているところもあるので、すべての場所で使えるというわけではありません。

ではケガをした際はどこに行ったらよいのでしょうか。

よくあるケースとしては、

・ケガをして病院に行き、検査や診察を受ける。その後病院でリハビリ（理学療法や作業療法）を行う

・ケガをして接骨院に行き、そのまま接骨院で施術を受ける

・ケガをして鍼灸院に行き、そのまま鍼灸院で施術を受ける

ということが多いでしょうか。

このなかでレントゲンや血液検査などは病院でしか行えません。しっかりと検査を受ける必要があるときは病院の受診が必要となります。

ケガや病気ではないときの不調や悩みに関しては基本的には健康保険は使えないことが多いので、整体院を選ぶ方もいらっしゃいます。

施術を受けるという点ではどこに行ったらいいかはケースバイケースとなります。それぞれのメリットデメリットがありますが、その点に関してはまたの機会にお話させていただきたいと思います。

以上簡単ですが、○○院の違いのご説明でした。

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