太ももの上の方が太いのはなぜ??痩せられる?
みなさまこんにちは!
前回の記事で股関節の話をしましたが、今回も引き続き股関節にまつわる話をしていきたいと思います。今回は「痛み」の話ではなく、「見た目」寄りの話になるかと思います!では早速考えていきましょう!
大転子(だいてんし)
大転子とはどこのことか
まずタイトルに挙げた「太ももの上の方」というところですが、場所は想像できますか?最近はよくダイエット雑誌なんかでも話題になる“大転子”という場所辺りになります。“大転子”という場所は皆さんご存知ですか?体表から触れる大腿骨の出っ張っているところです。
この大転子のあたりが出ていて悩んでいるという話はよく耳にします。
この大転子は誰にでもありますが、このあたりの太さが気になる方とそうでない方がいるのはなぜでしょうか。
大転子あたりが太くなるのはなぜか
この大転子の周りが太く見える原因はいくつか考えられます。
大転子の向き
まず一つ目が、大転子の向きです。大転子とは大腿骨の骨のでっぱりの一つです。当然大腿骨が回る(内旋・外旋する)と、この大転子が向く方向も変わってきます。大腿骨が回っていなくても、大腿骨には骨自体にも角度がついています。
一例として大腿骨には前捻角(ぜんねんかく)というものがあります。
前捻角とは大腿骨に対して大腿骨頭は前方に捻じれています。この角度のことを前捻角といいます。成人では、8°~15°程度が正常範囲とされますが、この前捻角が大きい方がいます。前捻角が大きい場合は、骨盤と大腿骨頭の関節面の被りが浅くなってしまうため体重が支えにくくなります。そのため、股関節を内側へ向ける(内旋する)事でこの被りの少なさをかばうようになります。股関節を内旋すると大転子の部分が出っ張ってきます。
これにより出っ張り具合に個人差が生じることがあります。
では大転子の向きを改善するにはどのようにしたらよいでしょうか。
骨の形状は治せませんが、骨の動きや身体を支える力は改善していけます。その両方を改善していくことが、大転子のでっぱり、つまりその部分の太さの改善につながってきます。具体的には股関節の外旋・内旋の動く範囲を広げること、体重を支える筋肉、主に中殿筋などのお尻の筋肉の力をつけていくことが重要となってきます(もちろん他の筋肉も重要ですが、優先順位が高いのは中殿筋などの殿筋群であることが多いです)。
大転子の周りの筋肉
二つ目に、大転子の周りにはたくさんの筋肉があります。また、大転子は部位として大きいので、大転子につく筋肉もいくつもあります。
ということはお察しの方もいるかもしれませんが、この大転子につく筋肉や、近くを通る筋肉が硬くなりこわばると、ここが出っ張って見えてきます。
大転子の周りについている筋肉に関しても見ていきたいと思います。
中殿筋・小殿筋・梨状筋・大腿方形筋・外側広筋といった筋肉があります。
主に脚を外に開く(外転する)筋肉や、外に回す(外旋する)筋肉となっています。
これらは先ほどの大転子の向きのせいで太く見える方が改善した方がいい筋肉と一致してきます。お尻の外側のストレッチやトレーニングをすることで太さの改善につながってきます。
まとめ
今日は太ももの上の方、大転子周囲の太さについてお話しました。ここの太さに関しては改善することが期待できます。お尻周り特に外側のストレッチやトレーニングが大事になってきます。方法に関しては後日記事にしたいと思います。
改善には継続が必要ですが、コツコツと運動を続けて脚線美を手に入れましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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