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股関節・膝・脚の痛みを改善「脚の専門院リネアル」

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膝の痛みは体重のせい?② O脚・内側の膝痛は「体重」より○○が問題だった

膝の痛みは体重のせい?② O脚・内側の膝痛は「体重」より○○が問題だった

みなさまこんにちは!中央区八丁堀で膝の痛みに特化した治療院「脚の専門院リネアル」の見澤です!

当院では来院された患者様から、

整形外科に行ったけど、「軟骨がすり減っていますね。年齢的なものなので、うまく付き合っていくしかありません」と言われました。

「この膝の痛みはは治りませんか?」

とご相談があります。

すり減った軟骨は元には戻らない。だから痛みも消えない——そんなふうに、膝の痛みとともに生きていくことを、半ば受け入れてしまっていませんか。

でも、実際に臨床の現場では、こんなことが起きています。

レントゲンで明らかな軟骨の摩耗が確認されていた方が、荷重のかかる部位を変えるアプローチによって、日常生活の痛みがほぼなくなった。

軟骨は確かにすり減ったまま。でも、痛みは消えた。

これは決して特別なことではありません。内反変形(O脚)による内側型変形性膝関節症(内側OA)の痛みのメカニズムを理解すると、なぜこれが起きるのかが、自然と見えてきます。

目次

1.内側OAとは何か|内反変形が「内側だけ」をすり減らすメカニズム
2.軟骨が減っても痛みが消える理由|「荷重部位」という視点
3.荷重シフトを起こす4つのアプローチ
4.実際の症例:60代女性・内側OAと診断、3ヶ月で日常生活の痛みが消失
5.よくある質問(FAQ)
6.まとめ
7.おわりに

内側OAとは何か|内反変形が「内側だけ」をすり減らすメカニズム

[画像:正常アライメントとO脚(内反変形)の膝関節への荷重分布比較図(内側に荷重が集中している様子)]

変形性膝関節症(OA)には、膝の内側に起きる「内側OA」と外側に起きる「外側OA」があります。日本人に圧倒的に多いのが内側OAです。

その最大の要因が、内反変形(O脚)です。

正常な膝の荷重分布

正常なアライメントでは、体重は膝関節の内側と外側におよそ6:4の割合で分散されます。内側にやや多く荷重がかかるのは正常な範囲です。

O脚では何が起きているか

内反変形(O脚)があると、この荷重バランスが大きく崩れます。体重の7〜8割以上が内側だけに集中するとも言われています。

アライメント内側荷重比率
正常約60%
軽度O脚約70〜75%
中等度O脚約80%以上

歩くたびに、階段を下りるたびに、立ち上がるたびに——そのすべての動作で、膝の内側の軟骨だけに過剰な負荷がかかり続けます。

これが内側の軟骨だけが選択的にすり減り、内側OAが進行するメカニズムです。

なぜO脚は進行するのか

内側の軟骨がすり減ると、内側の関節スペースがさらに狭くなり、膝がよりO脚方向へ傾きます。するとさらに内側に荷重が集中し、軟骨の摩耗が加速する——この悪循環が、内側OAを進行させます。

軟骨が減っても痛みが消える理由|「荷重部位」という視点

[画像:荷重が内側から外側へシフトするイメージ図(足底板・アライメント修正による変化)]

ここが、この記事で最もお伝えしたい核心です。

痛みが出るのは、軟骨がすり減っているからではありません。すり減った部位に荷重が集中し続けているからです。

言い換えると——荷重が集中している部位を変えることができれば、軟骨が減ったままでも痛みは出なくなるのです。

荷重シフトとは何か

「荷重シフト」とは、膝関節にかかる体重の分布を、内側から外側へ移動させることです。

内側OAの場合、すり減っているのは内側の軟骨です。外側の軟骨は比較的温存されています。アライメントを修正し荷重を外側へシフトさせることで、傷んだ内側への負担が減り、温存されている外側で荷重を受け持てるようになります。

なぜ「意識して歩く」だけでは起きないのか

「膝が外に向くように歩いてみてください」と言われても、歩行は無意識の反射的な動作の連続です。意識でコントロールできるのはほんの一部。

本当の荷重シフトは、筋力バランスの改善・足部アーチの修正・関節可動域の回復という身体の土台を変えることで、はじめて無意識レベルで実現します。

荷重シフトを起こす4つのアプローチ

[画像:インソール・運動療法・鍼灸施術の組み合わせイメージ]

① 外側ウェッジインソール(足底板)による即時的な荷重シフト

内側OAに対して最もエビデンスが蓄積されているアプローチのひとつが、**外側を高くしたインソール(外側ウェッジ)**です。

足部を外側に傾けることで、膝関節への荷重が内側から外側へシフトします。即時的に荷重分布を変えられるため、痛みの軽減を早期から実感しやすいのが特徴です。

ただし、インソールはあくまで「外部から荷重を補正する」手段。身体の内側からアライメントを変える筋力・動作改善と組み合わせることで、より持続的な効果が期待できます。

② 股関節外転・外旋筋の強化

内反変形の背景には、ほぼ例外なく股関節外転筋(中殿筋)・外旋筋の筋力低下があります。

これらの筋肉が弱いと、歩行時に膝が内側に入るニーインが起きやすくなり、内側への荷重集中を助長します。逆に、中殿筋・深層外旋筋が適切に機能することで、膝が自然と外方向に保たれ、荷重が分散されます。

主なエクササイズ例

・側臥位での股関節外転運動(クラムシェル)
・ヒップアブダクション
・シングルレッグスクワット(段階的に)

③ 足部アーチの再構築

足部の過回内(扁平足傾向)は、地面からの衝撃を膝の内側へ集中させる大きな要因です。後脛骨筋・足内在筋を強化し、足部アーチを再建することで、膝への内側荷重を軽減できます。

インソールと足部の筋力強化を並行することで、外部補正から内部補正へと段階的に移行していくことが理想です。

④ 鍼灸による炎症抑制とアライメント改善の下地づくり

荷重シフトのためのエクササイズを行うには、まず「動ける状態」をつくることが前提です。炎症と痛みが強い状態でのエクササイズは、代償動作を定着させるリスクがあります。

鍼灸は以下の目的で有効です。

・膝関節内側・滑膜の炎症抑制
・大腿四頭筋内側広筋・中殿筋の神経筋促通
・股関節周囲の過緊張筋(腸脛靭帯・大腿筋膜張筋)の緩和
・内側への荷重集中を助長している筋のアンバランス解消

痛みを先に和らげることで、正しい筋活動でエクササイズができる土台が生まれます。

実際の症例:60代女性・内側OAと診断、3ヶ月で日常生活の痛みが消失

[画像:施術・動作評価のイメージ写真]

Cさん(63歳・女性・主婦)

主訴:両膝内側の痛み。特に左膝が強く、歩行・階段・正座が困難。

整形外科にて両膝の内側OAと診断。「軟骨がかなりすり減っています。将来的には人工関節も視野に」と告げられ、手術を避けたい思いで来院。

評価所見

・両膝の内反変形(左>右)
・左膝内側関節裂隙の圧痛・腫脹
・中殿筋・内側広筋の著明な筋力低下
・両足部の過回内
・歩行時の左膝ニーイン・体幹左側傾(トレンデレンブルグ歩行)

アプローチ

時期内容
1〜2週目鍼灸による左膝内側・滑膜炎症の抑制、股関節周囲筋の緊張緩和
3〜4週目インソール導入、クラムシェル・内側広筋VMO強化開始
5〜8週目動作解析に基づく歩行修正、足部アーチ再建エクササイズ追加
9〜12週目荷重シフトの定着確認、日常生活動作への応用・セルフケア指導

結果:3ヶ月後、日常歩行での痛みがVAS 8→1に改善。階段昇降も手すりなしで可能に。レントゲン所見(軟骨の厚み)に変化はなかったが、「痛みがほぼなくなった。手術の話が遠くなった気がする」とのお言葉をいただきました。

よくある質問(FAQ)

Q:すり減った軟骨は再生しないのですか?治らないのでしょうか?

A: 現時点では、一度すり減った軟骨が自然に再生することは難しいとされています。しかし、「軟骨が再生しない=痛みが消えない」ではありません。痛みの主な原因は、軟骨が減った部位への過剰な荷重集中と、それによる滑膜の炎症です。荷重部位をシフトさせ炎症を抑えることで、軟骨が減ったままでも痛みのない日常生活を取り戻せるケースは少なくありません。「軟骨を再生させること」より「痛みのない状態をつくること」に焦点を当てると、見える景色が変わります。

Q:O脚は生まれつきなので、アライメントを変えることはできませんか?

A: 骨の形状そのものを変えることはできませんが、筋力バランスの改善と動作パターンの修正によって、機能的なアライメントを変えることは十分可能です。 骨がO脚でも、股関節外転筋が適切に機能し足部アーチが保たれていれば、膝への内側荷重集中は大幅に軽減できます。手術なしに荷重分布を変えられる——これが保存療法の大きな可能性です。

Q:人工関節手術を勧められています。手術前にできることはありますか?

A: 手術を検討される前に、保存療法で荷重シフトを試みる価値は十分あります。実際に、手術適応と言われていた方が、アライメント改善・インソール・鍼灸の組み合わせで日常生活の痛みが大きく改善し、手術を回避できたケースを複数経験しています。ただし、変形の程度や炎症の状態によって適応は異なります。まずは一度、保存療法の専門家に評価してもらうことをお勧めします。手術はその後でも遅くはありません。

まとめ

・内側OAの本質は「軟骨がすり減っていること」ではなく「すり減った部位に荷重が集中し続けていること
・内反変形(O脚)により、体重の7〜8割以上が膝内側に集中するアライメントが生まれる
荷重部位を内側から外側へシフトさせることで、軟骨が減ったままでも痛みは大幅に改善できる
・荷重シフトには、インソール股関節外転筋強化・足部アーチ再建・鍼灸の組み合わせが有効
・「意識して歩く」だけでは荷重は変わらない。身体の土台を整えることで、無意識レベルの荷重シフトが実現する
・軟骨の再生にこだわるより、痛みのない状態をつくることに焦点を当てることが、現実的な改善への近道

おわりに

「軟骨がすり減っているから仕方ない」という言葉ほど、患者さんの希望を奪う言葉はないと私は感じています。

確かに、すり減った軟骨は戻りません。それは事実です。

でも、痛みの正体は「軟骨がない」ことではなく、「荷重が集中している」ことです。そして荷重は、身体を整えることで変えられます。

Cさんのレントゲンは、3ヶ月後も変わっていませんでした。軟骨の厚みは同じ。でも、痛みはなく歩いています。

画像が変わらなくても、痛みは変えられる。

ぜひ膝の痛みをあきらめず、改善に取り組んでみましょう。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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