これってもしかして変形性膝関節症?
みなさまこんにちは!Rinealの見澤です!
今年は異常気象なのか気温がものすごく高い日が続いていて、外に出るのがおっくうな方が多いと思います、、私もそのうちの一人ですが…
また、暑さ対策としてエアコンがしっかりときいた屋内で過ごすことも多いと思います。
先日も患者様で、「今年は暑くてエアコンを毎日のように使うけど、冷えると膝が痛むのよ」とおっしゃる方がいらっしゃいました。
関節や筋肉は冷えると動きにくくなるということもあり、関節の痛みで悩んでいる方はエアコンが苦手という方が多くいらっしゃいます。
この方は膝の痛みですでに悩まれていましたが、自分の膝の調子が良くないと自覚していない方でも、日常の些細な時に膝の不調を感じる方がいらっしゃると思います。
変形性膝関節症は関節の変形が進行する前から対策をしていくのが有効になります。
今回の記事では、変形性膝関節症の方が感じる症状をまとめてみました。
ぜひご自分に当てはまるものがあるかをチェックしながらご覧頂ければと思います。
変形性膝関節症(膝OA)の特徴的な訴え
変形性膝関節症では、さまざまな症状が現れます。以下に変形性膝関節症で特徴的な訴えをまとめました。
・痛み
初期には運動時や体重をかけたときに痛みが出ます。
進行すると、安静時や夜間にも痛みが出ることがあります。
・こわばり
特に朝起きたときや長時間座っていた後に膝がこわばる感覚があります。
・腫れ
膝が腫れることがあります。これは関節液が増加するためです。
・可動域の制限
膝の動きが制限され、特に膝を完全に伸ばしたり曲げたりするのが難しくなります。
・音が鳴る
膝を動かすときに、「ゴリゴリ」や「パキッ」などの音が聞こえることがあります。
・筋力の低下
大腿四頭筋の筋力が低下し、膝を支えるのが難しくなることがあります。
・変形
膝の形が変わってくることがあります。典型的には内反膝(O脚)や外反膝(X脚)が見られます。
・歩行障害
歩行が難しくなり、杖などの歩行補助具を必要とする場合があります。
・関節の不安定感
膝が不安定になり、急に崩れるような感じがすることがあります。
・冷感または温感
膝の部分に冷感や温感を感じることがあります。
変形性膝関節症による日常生活への影響
・歩行の困難
長時間の歩行や階段の昇降が困難になります。
歩行時に痛みや不安定感を感じることがあります。
・立ち上がり・座る動作の困難
椅子やトイレから立ち上がるとき、または座るときに痛みやこわばりを感じます。こわばりだけでなく、体重がかかった状態で膝を曲げる(しゃがむ動きやスクワットのような動き)時に痛みが強く出ることが多いです。
・階段の上り下り
階段の上り下りが特に難しく、手すりを使わなければならない場合が多いです。特に変形性膝関節症の人では階段の下りや坂道の下りで痛みが強く出ることが多いです。
・荷物の運搬
重い荷物を持ち運ぶのが困難になります。重いものを持った状態で歩いたり段差を上ると膝への負荷が強くなるため、痛みが出やすくなります。
・立ち仕事の困難
長時間立っていることが難しく、頻繁に休憩が必要になります。長時間同じ姿勢をとっていることで、膝が動きにくく感じます。
・衣服の着脱
靴下や靴を履く、ズボンを履くなどの動作が難しくなります。片足で立っている姿勢や、痛い方の膝を曲げる動きが大変なため、難しくなります。
・入浴・シャワー
浴槽への出入りやシャワー中に立ち続けることが困難になります。浴槽への出入りは膝が深く曲がるため、行いにくくなります。
・家事の遂行
掃除や料理などの家事が難しくなります。特に立ち仕事や膝に負担がかかる作業は困難です。
・車の運転
長時間の運転や車の乗り降りが困難になります。座りっぱなしの状態や膝の曲げ伸ばしがしにくいことが影響します。
・睡眠の影響
膝の痛みやこわばりにより、睡眠が妨げられることがあります。特に痛みが強く、炎症が強く起きている場合では夜中に痛みで目が覚めてしまうこともあります。
まとめ
変形性膝関節症で特徴的な症状と日常生活への影響をまとめました。
当てはまるものはありましたでしょうか。
他にも症状はありますが、概ね共通していることは「立っているとき(体重がかかっているとき)」、「膝を深く曲げる必要がある、または伸ばし切る必要があるとき」の動作が多くなっています。
立って作業をするときは膝に大きな負担がかかります。変形性膝関節症の予防のために太らないようにしましょうといわれるのは、体重が増えることで膝の負担が何倍にも変化するためです。痩せることもそうですが、膝の負担を減らすことで痛みが出なくなることも多くあります。
一つでも当てはまる項目があった方は、早いうちから膝の変形予防もしくは振興の予防を意識していきましょう。
変形性膝関節症でも軽度のもので日常生活が送れているかたは、整形外科に行ってもいきなり「手術しましょう」といわれることはほとんどありません。手術になったら怖いからと思う方も、まずは現状を知るために専門家に診てもらうことをおすすめします!
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