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股関節・膝・脚の痛みを改善「脚の専門院リネアル」

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なぜ「意識してゆっくり下りる」と膝が余計に痛むのか?理学療法士が教える登山膝痛の根本原因

なぜ「意識してゆっくり下りる」と膝が余計に痛むのか?理学療法士が教える登山膝痛の根本原因

みなさまこんにちは!中央区八丁堀で膝の痛みに特化した治療院「脚の専門院リネアル」の見澤です!

暖かい気候になってきて(むしろ暑いくらいですが)、運動や趣味にもいい季節になりましたね!

今日は登山愛好家の方々へ向けた内容となります!

登山は膝に負荷の大きい運動のため、このような思いで悩まされている方は少ないかと思います。

「下山になると膝の前面や内側がズキズキ痛む」「サポーターやストックを手放せず、だましだまし歩いている」「整形外科で『軟骨がすり減っているから、もう高い山は諦めなさい』と言われた」

大好きな山を歩き続けたい登山愛好家にとって、膝の痛みは引退を突きつけられるような死活問題です。診察室で「年のせいですよ」と言われ、シップと痛み止めだけを手渡された日の絶望感——。それを経験した方に、まずこう伝えたいのです。

あなたの膝の痛みは、軟骨のすり減りや年齢のせいではありません。下山時に「衝撃を吸収できない身体の崩れ(動的アライメントの乱れ)」が真の原因です。

そして、その崩れは必ず修復できます。

本記事では、解剖学・運動学のエビデンスに基づき、なぜ一般的な対策では登山膝痛が治らないのか、そしてどうすればサポーターに頼らず再び百名山を縦走できる身体を取り戻せるのか、その具体的な道筋をお伝えします。

目次

・なぜ下山時に膝が悲鳴を上げるのか?解剖学・運動学から見た膝痛の正体
・「意識して歩く」は逆効果?無意識に良い動作が溢れ出すための3ステップ
・徹底比較:一般の整形外科・接骨院と当院の「登山膝痛」アプローチの違い
・登山と膝痛に関するよくある質問(FAQ)
・まとめ
・おわりに

なぜ下山時に膝が悲鳴を上げるのか?解剖学・運動学から見た膝痛の正体

「軟骨がすり減っている=痛い」という大きな誤解

整形外科で頻繁に耳にする「軟骨のすり減り」について、まず重要な事実をお伝えします。

関節軟骨自体には、痛みを感じる神経(痛覚受容器)が存在しません。

軟骨がどれだけすり減っていても、それが直接的な痛みの原因にはなり得ないのです。本当の痛みは、軟骨が減った結果として関節包(関節を包む膜)に無理なストレスがかかることで起きる滑膜の炎症や、膝を支える周囲の筋肉・腱の過緊張から発生しています。

「軟骨がすり減っているから痛い」ではなく、「荷重のかかり方が崩れているから、特定の部位に炎症が起きて痛い」——この視点の転換が、登山膝痛の改善への第一歩です。

下山時にかかる「体重の数倍の衝撃」とエキセントリック収縮

登りでは平気なのに、下山で膝が悲鳴を上げるのには明確な運動学的理由があります。

下り坂を一歩降りる瞬間、膝関節には体重の約3〜5倍の衝撃が加わります。このとき太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)は、筋肉が伸びながら力を発揮する「エキセントリック収縮(伸張性収縮)」を強いられます。この収縮形態は筋肉への負担が極めて大きく、疲労がピークに達すると衝撃を吸収しきれなくなります。そのストレスがすべて膝関節の骨・軟骨・靭帯へダイレクトに押しつけられる——これが「登りは大丈夫なのに下りで痛む」メカニズムの正体です。

諸悪の根源「ニーイン・トーアウト(膝の内ブレ)」

さらに決定的な引き金が、着地の瞬間に膝が内側に入り、つま先が外を向く「ニーイン・トーアウト」と呼ばれるアライメントの崩れです。

[画像:下山時の着地で膝が内側に折れ曲がっている悪い例と、真っ直ぐ保たれている良い例の比較図解]

段差を降りる一瞬、疲労や筋力不足によって骨盤が傾くと、膝は無意識に内側へブレます。このとき膝関節の内部では「捻じれ(剪断力)」が発生し、半月板や鵞足部(軟部組織)が過剰に押しつぶされ、あるいは引き伸ばされて激しい痛みを引き起こします。

ここで重要なのは、ニーインは「膝の問題」ではないということです。足首の硬さ、股関節外転筋の弱さ、体幹の側方安定性の低下——これらが連鎖した結果として、膝がねじられています。膝は「被害者」であり、「犯人」は上下の関節の機能不全なのです。

「意識して歩く」は逆効果?無意識に良い動作が溢れ出すための3ステップ

なぜフォームを意識すると余計に痛むのか

多くの登山者が試みるのが、「つま先を真っ直ぐ出す」「膝を柔らかく曲げて着地する」といった、頭で考えた歩き方の修正です。しかし、これは人間科学的に逆効果になりやすい方法です。

登山道は一歩ごとに傾斜・岩・泥の状況が変わります。それらに対して「意識」で指令を出していては、処理スピードが到底追いつきません。むしろ特定の筋肉を過剰に緊張させ、身体全体のしなやかさを奪い、アライメントの崩れをさらに悪化させることがあります。

本当に必要なのは、「どんな悪路に足をついても、無意識に正しいアライメントに収まる身体のシステム」を再構築することです。当院では、以下の3ステップで、その状態を科学的につくり出します。

ステップ1:鍼灸による「生理学的アプローチ」で炎症と緊張をリセット

どれだけ理学療法を行おうとしても、膝関節内で炎症が続いていたり、大腿四頭筋や内転筋群がガチガチに硬化していては、正しい動きは生まれません。

まず鍼灸により、関節包・滑膜の微細炎症が起きている局所へ直接アプローチし、血流を促進させます。自律神経を整え、痛みの閾値を下げると同時に、筋肉の異常な緊張を解きほぐす。これにより、次のステップで行う運動療法を最大限に活かせる「動ける土台」が生まれます。

痛みが残ったままでリハビリを強行すると、庇いながら動く「代償動作」が身体に刷り込まれます。順番が大切です。

ステップ2:理学療法による「運動学的アプローチ」で足首と股関節の連動性を修復

土台が整ったら、膝のねじれを生み出している「上下の関節」の機能を取り戻します。

特に重要なのが足首の柔軟性(足関節背屈可動域)とお尻の筋肉(中臀筋・大臀筋)の出力です。足首が硬いと、段差を下りる際につま先を外に逃がすしかなくなり、ニーインを強制的に誘発します。股関節外転筋が弱いと、着地の瞬間に骨盤が落ち込み、膝が内側に引き込まれます。

関節モビライゼーションと筋膜リリースにより関節本来の軌道を回復させ、弱化した筋群を段階的に強化することで、膝を守る「内なるサポーター」を再建します。

ステップ3:動作解析による「視覚的フィードバック」で脳の運動パターンを書き換える

仕上げとして、カメラを用いた動作解析を行います。実際に荷重がかかった瞬間の骨格の動きをデータ化し、可視化します。

自身の傾きやブレを客観的な映像として脳に認識させることで、「この角度で接地すると関節が安定する」という正しい感覚が脳の運動プログラムに直接学習されます。

人は見ないとわからない。感じないと変われない。このステップを経て初めて、山道で何も考えていなくても、勝手に膝がブレない——無意識に良い動作が溢れ出す身体が完成します。

【改善症例】「もう北アルプスは無理」と医師に告げられた62歳男性が、1泊2日の縦走を完全無痛で達成したプロセス

Dさん(62歳・男性・登山歴25年)

2年前から下山時に右膝内側が激痛。整形外科で「変形性膝関節症の初期、これ以上の登山はドクターストップ」と告げられ来院。当時はサポーターを2重に巻き、ストック2本で這うように下山していた。「百名山を全部踏破するのが夢だったのに」という言葉が、深く印象に残っています。

動作解析による発見

過去の捻挫の影響で右足首が著しく硬化。それをかばうように着地時に骨盤が右へ落ち込み、激しいニーインを繰り返していた。膝は悪くない。足首と骨盤の連鎖が、膝を痛めつけていた。

アプローチ

時期内容
1〜2週目鍼灸にて右膝内側鵞足部・滑膜の消炎と除痛。硬化した足関節周囲の循環改善
3〜4週目右足関節モビライゼーションによる可動域拡大。左中臀筋の支持性向上トレーニング開始
5〜8週目ザック10kgを背負った状態での動作解析・着地位置のズレを映像で脳へフィードバック
9〜12週目実際の登山道に近い段差・不整地での動作確認。セルフケア指導と登山復帰プログラム

結果:治療開始から3ヶ月後、サポーターもストックも一切なしで黒部五郎岳(北アルプス)1泊2日の縦走を完全無痛で達成。現在は「残りの百名山を全部自分の足で踏破する」と、笑顔で毎月山へ向かわれています。

徹底比較:一般の整形外科・接骨院と当院の「登山膝痛」アプローチの違い

項目一般的な整形外科一般的な接骨院・マッサージ当院(理学療法×鍼灸×動作解析)
主な治療内容シップ、痛み止め、ヒアルロン酸注射局所マッサージ、電気治療鍼灸消炎+理学療法による関節修復+動作解析
痛みの捉え方レントゲン上の軟骨・骨の変形が原因周囲の筋肉のコリが原因アライメント異常による運動連鎖の破綻が原因
アプローチ対象膝関節(局所)のみ膝周辺の筋肉のみ足首・膝・股関節・体幹のトータルアライメント
目指すゴール日常生活で痛まないレベル(登山は制限)その場の痛みの緩和重荷を背負って下山してもブレない強靭な身体
効果の持続性薬効が切れれば再発しやすい数日で元に戻ることが多い脳の運動パターン書き換えによる根本的持続

登山と膝痛に関するよくある質問(FAQ)

Q:山を歩くときは、膝サポーターをしっかり巻いて固定した方が良いのでしょうか?

A: 急性痛がある時期の一時的な保護としては有効です。しかし長期間の常用はお勧めしません。サポーターで関節を外から固定し続けると、周囲の筋肉(特に大腿四頭筋・内側広筋)が「自分で支える仕事」をしなくなり、筋力低下が進みます。外すと前より痛む、という悪循環に陥ることも少なくありません。当院が目指すのは、サポーターという「外枠」を外しても、自身の筋肉とアライメントという「内なるサポーター」だけで山を下れる身体です。

Q:ストック(トレッキングポール)を2本使っているのに、なぜ痛みが止まらないのですか?

A: ストックは推進力の補助や上半身への荷重分散(全体の約10〜20%)に非常に有用です。ただし、着地の瞬間に膝が内側にねじれる「ニーイン・トーアウト」という動き自体をストックで止めることはできません。足首や股関節が崩れた状態で着地すれば、膝への剪断力はストックの有無に関わらずかかり続けます。道具の工夫より先に、荷重に耐えうる軸を身体の内側につくることが根本解決への近道です。

Q:登山体力をつけるために毎日スクワットをしています。膝痛予防になりますか?

A: アライメントが整っていない状態でのスクワットは、むしろ膝の負担を積み重ねるリスクがあります。膝が内側に入る癖(ニーイン)がある状態でスクワットを100回行うことは、「膝をねじる悪いパターン」を脳に100回刷り込む行為と同じです。まず理学療法で正しいアライメントを確保し、その上でスクワットを行うことで初めて筋力トレーニングが本来の効果を発揮します。回数や負荷より、「正しい軌道で動けているか」がすべてです。

おわりに

「年齢だから仕方がない」「軟骨が消えているから、もう登山はやめなさい」

その言葉を診察室で受け取ったとき、どれほど悔しく、悲しいことかと思います。だからこそ、はっきり伝えさせてください。

軟骨はすり減っていても、荷重のかかり方は変えられます。アライメントは崩れていても、必ず整え直せます。脳はまた、「痛みの出ない歩き方」を思い出せます。

Dさんのレントゲンは、治療後も変わりませんでした。軟骨の厚みは同じ。でも彼は、北アルプスを笑顔で歩いています。

画像が変わらなくても、山は変わらず、そこにあります。そしてあなたの身体も、まだ変われます。

「シップを貼ってビクビクしながら下りる山」ではなく、「目の前の大パノラマを心から楽しみ、一歩一歩の足音を感じながら下りる山」へ。

あとどれだけ山を歩ける膝でいられるか、——その問いへの答えを、私たちと一緒に探しに行きましょう。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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