INFO

CLOSE

股関節・膝・脚の痛みを改善「脚の専門院リネアル」

  • OPEN 【月火金】 10:00~18:00 【水曜日】 11:00~21:00 【土曜日】 10:00~13:00
  • HOLIDALY 木・日・祝日
  • ACCESS 東京都中央区八丁堀4-6-5 キスワイヤ八丁堀ビル3階

BLOG

理学療法士が「はり・きゅう」を使えるようになるとどうなる?①

理学療法士が「はり・きゅう」を使えるようになるとどうなる?①

みなさまこんにちは!Rinealの見澤です!

今日は何かについての解説というより、私の経歴を踏まえての考えを話させてください!

話す内容はタイトルの通りです!

日本では理学療法士は鍼灸治療を行えません。しかし、海外では理学療法士や看護師といったコメディカルが鍼を打てる国もあります。

あまり日本ではなじみがありませんが、理学療法士が鍼灸治療、主に鍼治療が行えるとなにがいいのか、また、逆に鍼灸師が理学療法士のライセンスをどのように活かせるのかということについて私の経験を踏まえてお話していきたいと思います!

理学療法と鍼灸の親和性について

まず、いきなりですが、理学療法士のできること・できないことといった制度面からみて、鍼灸師のライセンスをとることのメリット、またその逆も見ていきましょう。

理学療法士は①医師の指示がないとリハビリが行えない②そのため一人で開業しても「リハビリ」や「理学療法」は提供できない③侵襲的(体が傷つく)な行為は基本的に行えない④リハビリに関しての法律的な制約(1日・1週間での取得単位数の上限など)が比較的厳しい

といったできないことや制約があります。これらはいくら努力しても解決できない問題になります。

裏を返すと、①②医師とコミュニケーションをとる機会に恵まれている。理学療法を行うことは医師の指示のため、法律上守られている部分がある③様々な面でのリスクが比較的少ない④臨床場面においては無茶な働き方は少ない(はず)

というメリットにもなります。

とまあポジティブにも考えられますが、患者さんとリハビリをしているとかゆいところに手が届かない場面もよくあります。患者さんとというよりはスポーツ現場でトレーナーをしているときなどでは非常によく感じます。

特に痛みに関してや体の動きに関して、時間効率に関して考えると鍼灸の技術は非常に「かゆいところに手が届く」そういったものだと感じています。

理学療法士はというより私は、施術中に評価をしながら常にいろいろなことを想像?妄想?(仮説立て)をしています。筋肉の個々の部分のこの線維がもう少し動きが良くなってくれたら、この動きが良くなって、あの動きの時の痛みがとれるんじゃないかといったことや、この部分の筋肉が硬くて神経を圧迫していることで痛みが放散されているんじゃないかなど仮説立てをします。

しかし、自分の指より細い組織に対してアプローチすることや、体の中でべったりくっついているようなものを変化させるのは非常に困難です。そんな時に鍼治療が行えると自分の仮説に対して直接効果判定ができる(改善させたいところに対して直接アプローチできる)のでまさに「かゆいところに手が届く」といったものになります。

そのため、鍼灸師としてはあまり多くないですが、「身体の悪いところやその原因を評価するために鍼を使う」という機会も多いです。その部分にアプローチして、良い変化が出たからやはり原因がその部分だったといった考え方は医学の世界でも非常によく行われます。評価と治療を同時に行うという考え方です。

理学療法士にとって、そういう場面で鍼を使えるのは非常にメリットとなります。

しかし、

それなら鍼灸師だけでもいいんじゃないの?

そんな疑問が出ると思います。

これに対する答えはイエスでもあり、ノーでもあると思います。

鍼灸師のライセンスだけでもいろんな経験を積み、知識・技術を研鑽できる人であれば良いとは思います。

しかし、「病院で働く」ということにもメリットがあると思います。

病院で働くことで非常に多くの経験や勉強ができます。人の身体のことだけでなく、その人の生活を垣間見ることができたり、多職種の技術や知識を肌で感じることができたり、チーム医療を提供するにはどんな連携が必要かを実際に身をもって経験できるなどです。

それら多くの経験が、施術スキルに反映されていきます。

また、単純にリハビリ室に来る(病院でリハビリをする)患者さんは非常に様々な方がいます。疾患で考えてもそうですし、病期で考えてもそうです。

なかなか鍼灸治療院に「昨日脳卒中になりました」という患者さんは来ません。しかし、病院のリハビリでは現在は早期リハビリの考えが普及しており、脳血管疾患や外科手術後の患者様でも当日や翌日からリハビリが始まることは増えてきています。

画像はNICU(新生児集中治療管理室)です。病院で理学療法士をしていると、こういうところでリハビリをすることもあります。

鍼灸師のライセンスだけではそのような経験はなかなか得られないと思うため、その点は理学療法士ならではの経験かと思います。

今日のまとめ

順番はともかく、理学療法士と鍼灸師のライセンスを療法持つことの良さを少しお話させていただきました。

次回の記事でも引き続き、理学療法士と鍼灸師のWライセンスを持つことについてお話しできればと思います!

皆様により詳しく脚の健康のことやRinealのことを知っていただくために、LINE公式アカウントInstagramで情報発信を行っております。ご興味を持っていただけた方はぜひお友達登録、フォローよろしくお願いします!

また、ご予約をご希望される方はこちら(予約ページはこちら)からご予約いただけます。

最後までお読みいただきありがとうございました!

友だち追加